野球カステラ

「野球カステラ」は、瓦煎餅店で製造・販売されているグラブやバット、ボールなどの昔の野球用具を模した一口サイズのカステラです。

大正時代に野球人気及を商機ととらえた瓦煎餅店で生まれ、その後各店に広がったものと考えられます。小麦粉、卵、砂糖、蜂蜜が主な材料で、瓦煎餅と同様に4、5丁の焼き型に順番に生地を流し入れ、火床(ひどこ)で数回回転させてリズミカルに焼き上げます。

グラブ、バット、ボール、帽子、インジケーター(かばん)、キャッチャーミット、キャッチャーマスクが基本アイテムで、お店によって組み合わせや形が少しずつ異なります。

野球用具が忠実に再現されていますが、ディテールの再現でエラーなどもあり、ユーモラスで愛らしいそのフォルムが最大の魅力です。口に入れるとシンプルでどこか懐かしい味わいが広がります。

神戸では現在7店で製造販売されています。「神戸野球カステラマップ」を持って、野球カステラ巡りはいかがでしょうか。

※野球カステラ愛好会調べ

(ご連絡先)

野球カステラ愛好会 代表 志方 E-mail:koichipost8koko@ezweb.ne.jp